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埼玉県草加市のごとう整骨院です。ケガはもちろん、交通事故・自律神経の治療・アスリート専門筋膜治療・ボディエステなどを専門にしています。日曜日も診療しています。

TEL. 048-942-0510

〒340-0043 埼玉県草加市草加4-5-1
スーパーベルクスさん向かい

東の本大震災第1回義援金の報告


当院で協力頂いている義援金、第一回目は以前当院でスタッフとして働いていた菊田の出身が気仙沼市であり、ゴールデンウィークに気仙沼に帰ると聞いたので、4/26までに集まった義援金「50408円」を菊田に持たせ、役に立てそうなところに渡してきて下さいと託しました。

菊田は現在都内在勤で、震災後一度も気仙沼には帰れなかった。

家族の無事は確認できたものの、友人達は被災し避難所で暮らしている・・・   

菊田の気仙沼レポート~4/28~ 

4/28〜4/30午後まで仙台に滞在。4/30〜5/7気仙沼に滞在予定。

朝の高速バス空いている。しかもシートも広くて、清潔で快適さくら観光というバスです 。

~4/29~

そして今度は母と弟と仙台で合流。震災以来!

~4/30~


  災害派遣部隊、とゼッケンが着いた車両や、自衛隊の皆さんと休憩所ですれ違う。いつもありがとうございます!
  津山付近で、線路に残ったままの気仙沼線車両を発見。地震のあとからずっとここにいた…?午後に志津川〜気仙沼に入った。家の周りから、松岩、気仙沼、鹿折方面、向洋高校、階上の岩井崎付近を車で見てまわる。地獄絵図みたい。家に近づけば近づくほど、写真撮れなかった。アップもできそうにありません。。
  ありがとう 気仙沼市内中に、「がんばろう、宮城!」とか「がんばろう、気仙沼!」ののぼりやら看板がいたるところにあるけど、この状況でかける言葉じゃないよなぁと、つくづく。それよりも、段ボールに手書きのマジックで書かれた「ありがとう!自衛隊の皆さん」のほうが勇気付られました

~5/1~

それぞれの人が、色んな立場で困っているのを実感。それはテレビやメディアでは公に言いにくいことだから、報道されにくいこと。こういうのは、現地にいなければ共感できないことのひとつかも。

~5/2~

震災以来、気仙沼の地方新聞である三陸新報の『巨震・激流 その時記者は…』という記事をまとめて読んでる。東日本大震災発生時の体験記を、記者が日替わりで書いているもの。自分がここ数日見ている恐ろしい光景は、あくまでも発生50日後の整備された状態なんだと知る。

~5/3~

親戚の家や至るところで、防災における備えについて諭される。理想は、渡部カメラマンみたいな釣り用ベストのポケットに、自家発電ラジオ、懐中電灯、ひも、ふえ、非常食、レインコートをそれぞれ入れて、何があったらそのベストを着て、水や食料を詰めたリュックをしょって家の外に出る!というもの。

気仙沼市民の多くは、もしもに備えて、準備物を詰めたリュックで移動をしている。そして、まわりを見ればがれきの山だ。地元は、いまや私の知らない世界になった。

~5/4~

肉眼で見るのと、テレビで見るのは違うな。テレビは、画面の向こうがわ。肉眼だと、同じ方向から同じ光景を見るから。

~5/5~


   
母校、気仙沼市立階上中学校前には応援メッセージの描かれた大漁の鯉のぼりが泳いでいました!
  義援金 母校階上中学校の体育館にて
市役所の職員の方にしっかりと渡してきました。

~菊田からのメッセージ~

この度は、後藤先生をはじめ、ごとう整骨院のスタッフの皆さん、そして患者の皆さんのご厚意を頂きまして、ありがとうございました。代理で私が、気仙沼市の市役所役員を通して届けさせて頂きました。
この場を借りて、御礼をさせて下さい。本当にどうもありがとうございました。

私が故郷に帰って感じたことをいくつか書かせて頂きます。

3/11の震災の約一ヶ月半後、故郷の気仙沼市に帰って来ました。

私が18年間生まれ育った気仙沼市はもう、自分の知っている故郷ではありませんでした。
テレビで見ている信じられない光景そのものです。それが、自分のまわりに360度広がり、すごい臭いが漂い、亡くした何かを探す人の姿がありました。あまりキツイ言葉ははばかられますが、地獄絵図みたいでした。

何でこうなってしまったんだろうと思い、信じられなかったですし、受け入れるにはつらすぎました。

この地震と津波で、たった一日で突然、何万人という人が、大事なものを取り上げられてしまいました。
私が帰省した四月の末は、そんな人達が、それを受け入れ、現実に追いつこうとしている姿がありました。

母校階上中学校の体育館には、沢山の寄せ書き、手紙、全国の方から送られた食べ物、ボランティアで来たらしき全国津々浦々のナンバープレート、海外の子供達からの力いっぱいのカード…皆さんからの温かい気持ちが溢れるように伝わってきました。

それを見て、考えたことがあります。
よく、現地に何を送ったらいいのか、現地の方に何て声をかけたらいいのか、と聞かれることがあります。
正直、私もわかりませんでした。。家を無くした親戚に、兄弟を無くした友達に何て声をかけたらいいのか。

だけど、現地で改めてそういった温かい思いの形を見て、あぁ、自分が信じたことならそれを素直に行動にすればいいんだ…と知りました。相手を心から思いやってすることは、しっかりと届くんだと思います。

この人智を超えた大きな出来事は、一人一人ではとても耐えられないものです。現在進行形で続いていることもあり、また、現実的には未来で十分起こりうることかもしれません。
テレビで報道しなくなる日が来ても、ずっと終わらないことなんですよね。

悲しみに暮れていることは簡単ですが、現実を受け止めて、でもまた落ち込みそうになりながらも、その日常の中で、良いところを見つけようとしている現地の皆がいます。
今後盛り上がる東北に期待をしていて欲しいです。むしろ、一緒に東北を盛り上げていきましょう。

故郷と東北に向かって、できることを、できる範囲で、細く長く。私の今後の課題です。


菊田えりか

~御礼~

患者さんの皆さんのご厚意をたくさん頂きありがとうございました。

なかなか支援先として早急に被災者の方々の役に立てる所を見つけるのが難しいのですが、情報を集め少しでも人々の役に立つように、今後もごとう整骨院では義援金活動を続けていきます。

今後とも皆様のご厚意をお待ちしております。

ごとう整骨院 院長 後藤 健司